2026年黒大豆づくり|約10,000株の始まり 発芽から定植までの苗づくり

6月上旬に種まきを終えた黒大豆。
セルトレイに播いた種は数日で発芽し、定植に向けて順調に成長していきます。
今年の荒木農園では約10,000株の黒大豆を栽培予定。その大きな挑戦は、この小さな双葉から始まります。
今回は発芽から定植までの苗づくりの様子と、タイムラプスで記録した苗の成長過程をご紹介します。
約10,000株の始まりは小さな一粒の種から

約10,000株の黒大豆栽培。
秋には丹波篠山黒枝豆や黒豆として収穫されますが、その始まりは小さな一粒の種です。
6月上旬、家族や近所の方に手伝っていただきながら96枚のセルトレイに播種を行いました。播種後はたっぷりと潅水し、発芽するまで陰になる場所で管理します。
毎年見慣れた光景ですが、種まきを終えると「今年の黒大豆づくりが始まったな」と実感する瞬間でもあります。
そして播種から3日後、土の中で眠っていた黒大豆たちが一斉に動き始めました。
播種から3日、一斉に発芽が始まる



播種から3日後、セルトレイを確認すると土が盛り上がり始めていました。
土の中では黒大豆が根を伸ばし、白い胚軸が種を押し上げながら地上へ顔を出そうとしています。
数日前までただの種だったとは思えないほどの力強さです。
96枚のセルトレイを見渡すと、あちらこちらで発芽が始まっており、約10,000粒の種が順調に育っていることにひと安心。
毎年見ている光景ですが、一粒ひと粒が芽を出す姿を見ると嬉しくなります。
この時期は発芽率を確認しながら、水切れを起こさないよう注意して管理します。
無事に発芽した苗たちは、これから双葉を広げ、本葉を出しながら定植できる大きさへと成長していきます。
双葉が広がり、日に日に成長する苗たち
播種から数日が経つと、黒大豆は種皮を脱ぎ捨て、鮮やかな緑色の双葉を広げ始めます。
朝と夕方に苗の様子を見比べると、「また少し大きくなったな」と感じるほど成長が早く、この時期の黒大豆の生命力には毎年驚かされます。
今回、発芽から定植前までの様子を記録するため、1日10時間のタイムラプス撮影を4日間続けてみました。
映像をつなげてみると、双葉が開き、本葉が顔を出しながら成長していく様子がよく分かります。
普段見慣れている苗でも、4日間の変化を数秒で振り返ると、その成長の速さに改めて驚かされました。
約10,000株の苗を育てるとなると毎日の管理は欠かせません。それでも成長する姿を見ると、畑へ送り出す日が待ち遠しくなります。
定植に向けて苗を育てる

発芽した黒大豆は、その後も順調に成長を続けました。
双葉が開き、本葉が展開すると苗らしい姿になってきます。
毎日見ていると気付きにくいものですが、発芽直後の姿と見比べると、その成長の早さは一目瞭然です。
約10,000株の苗も、いよいよ定植できる大きさまで育ってきました。
セルトレイいっぱいに並んだ苗を見ると、これから始まる定植作業への期待と緊張が入り混じります。
あとは畑の準備を整え、苗たちを畑へ送り出すだけです。
梅雨入りと時間との勝負

今年の6月は台風の影響や梅雨入りも重なり、思うように作業が進まない日もありました。
雨が降れば畑はぬかるみ、晴れたからといってすぐに畝立てができるわけではありません。土の状態にもよりますが、作業できるまでには2〜3日ほど乾くのを待つ必要があります。
そのため天気予報とにらめっこしながら、作業できる貴重な晴れ間を逃さないよう畝づくりを進めていきました。
一方で、苗は順調に成長を続けています。
畝づくりが終わらなければ定植は始められませんが、何とかすべての畝立てを終え、約10,000株の苗を迎える準備を整えることができました。
あとは天候を見ながら定植の日を待つだけです。
定植を待つ約10,000株の苗



小さな一粒の種から始まった2026年の黒大豆づくり。
発芽した苗は順調に成長し、畑へ旅立つ準備が整いました。
約10,000株の苗が一斉に畑へ並ぶ定植作業は、一年の中でも大きな節目となる作業です。
次回は、梅雨入りとの時間との勝負となった定植作業の様子をお届けします。

