丹波黒大豆栽培 一回目の土寄せ
丹波黒大豆は、茎丈が1m以上も成長するため「土寄せ」と言って、茎もとに土を寄せて盛っていく必要があります。
この作業時は、管理機と管理機が入らないところは手作業で行います。
土寄せを行うタイミング
本葉が開き下の小さな子葉が、黄色くなりやがて落ち、茎丈が20~30㎝になるころ一回目の土寄せを荒木農園では、行っています。
また畑では雑草が生えてくるころでもあり、除草剤を使わないためにも、除草もかねて行っています。
時期的には、6月下旬~7月上旬ぐらいに行います。
今年は、雨の日が多く畑が乾いた良い条件の日が少なく大変厳しい状況でいたが、何とかおわらすことができました。
土寄せ作業風景
管理機作業
荒木農園では、管理機を使用して行っています。
一回目の土寄せ時は、子葉が隠れるぐらいまで土を寄せて盛るのでロータリは通常の大きさの物を使用し、畝間の幅が約45㎝ぐらいなのでタイヤ幅も極狭幅に調整して作業をしてますが、作業中は安定してますが畝間に入るまでは非常に不安定なため気を緩めると横に倒してしまいます。
土寄せと同時に、雑草も跳ね上げていくので除草にもなり一石二鳥です。
手作業
管理機が入らない四隅は、手作業で土を寄せています。
ミニ耕運機で畝肩を耕うんして土を柔らかくしてから、鍬やレーキを使用して土を盛っています。
作業後の風景
土寄せによる効果
土寄せは、非常に重労働でまた気温も30℃を超える時期に行うため体力を使う大変しんどい作業ですが、黒大豆栽培には重要な作業でもあります。
- 土を耕すことによって酸素を取込め根を活性化させる
- 茎丈が1m以上成長するので倒伏防止になる
- 土が被ったところからも根が生えしっかりと地面に根付き倒れにくくなり、栄養分の吸収力もよくなる
- 除草対策になる
などの効果があるためしんどい作業ですが、行う必要があります。
次回作業は、病気にならないための防除作業になります。