トラクター爪交換|9反の畑を耕す足元のメンテナンス

作業を続ける中で、トラクターの爪が摩耗しているのが目に見えて分かるようになりました。
荒木農園では約9反の畑を管理し、土づくりの期間中は月に1回を目安に耕うんを行っています。
また、畝立てもトラクターで行っているため、爪には常に大きな負荷がかかります。
その積み重ねで摩耗が進み、このまま使い続けるわけにはいかず、今回交換することにしました。

9反の畑と月に一度の耕うん

荒木農園を起ち上げてから、5年が過ぎようとしています。
起ち上げ当初は約5反ほどの畑からのスタートでしたが、少しずつ耕作面積が増え、現在は約9反になりました。

その分、トラクターを使う回数や負荷も増え、耕うんや畝立てを重ねる中で、爪の摩耗も以前より早く進んでいると感じています。

今回の爪交換は、そうした積み重ねの中で判断したものです。

畝たての様子

トラクターの爪にかかる負荷

トラクターの爪は、耕うんのたびに土の中を回り続けています。
荒木農園では畝立てもトラクターで行っており、耕うんだけでなく畝立て作業でも爪に大きな負荷がかかっていると感じています。

黒豆は湿気に弱いため、栽培では30cm以上の高畝をつくることが望まれています
その高さを出すため、畝立ての際にはロータリーを深い位置まで下げ、下層の土まで掘り起こしながら、土を前に寄せて畝の形を整えています。

あくまで個人的な見解ではありますが、
土を削るだけでなく、押し当てて持ち上げる動きになる分、耕うん時よりも爪にかかる抵抗は大きく、畝立てを重ねることで摩耗も進みやすくなると感じています。

新品との比較で見えた摩耗

今回の交換では、使用していた爪と新品の爪を並べて確認しました。
写真でも分かるように、使っていた爪は先端が削られ、全体の長さが短くなっている状態でした。

新品の爪と比べると、
本来あるはずの先端の丸みがなくなり、細く尖った形に変わっています。
その結果、土を持ち上げるというより、土を突き刺すだけのような形になっていました。

前回の交換から約2年。
並べてみることで、
「耕しているつもりでも、土をしっかり起こせていないかもしれない」
と感じる状態まで摩耗していることが、見た目ではっきり分かりました。

なぜこのタイミングで爪を交換したのか

た目の変化以上に気になったのは、
耕している感覚が以前と違ってきたことでした。

耕す深さの設定はこれまでと変えていません。
それにもかかわらず、土の入り方や起き方が浅く感じられ、爪が土に十分かかっていないような感覚がありました。

爪が短くなり先端が尖ってくると、設定した深さまで入っていても、土を持ち上げて返すというより、
土を突き刺して流しているだけのような動きになります。

まだ使えなくなる前ではありましたが、この違和感を抱えたまま作業を続けることはできず、耕うんや畝立ての質を落とさないためにも、このタイミングで爪を交換する判断をしました。

足元を整えて次の作業へ

本音を言えば、
ここまで摩耗が進む前に交換したかったという思いはあります。

ただ、爪の交換は簡単に決められる作業ではなく
作業の区切りや時期を考えながら、閑散期に入り、年度が切り替わるこのタイミングを待つ判断になりました。

下の動画では、
実際に行ったトラクターの爪交換作業の様子をまとめています。
一本ずつ取り外し、新しい爪を取り付けていく作業は地味ですが、
この工程があってこそ、次の耕うんや畝立てにつながります。

足元を整えた状態で、
また畑と向き合う作業が始まります。

※ 交換作業時の注意点

※以下は、荒木農園で実際に作業する中で覚えている基本ルールです。

  • ボルトの向き(基本)
    取り付け部には、ボルトの頭が収まる穴があります。
    ボルトは、その穴に頭をはめる向きで取り付けます。
    →「頭が収まる方がボルト側
  • 爪の向き(基本)
    爪は、ナットを取り付ける側に向かって、爪の先が反る向きを基本としています。
    →「ナット側に、反った爪の先

もし反対に取り付けてしまった場合

万が一、爪の向きを反対に取り付けてしまっても、すぐに壊れたり、作業ができなくなるわけではありません

実際には作業自体は行えますが、土の入り方や起き方に違いが出ることがあり、
「何かおかしいな」と感じる場合があります。

そうしたときは、爪の向きを見直すことで、本来の耕し方に戻ると感じています。

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