はじめまして。荒木農園の荒木です。

兵庫県丹波篠山市の山あいで、丹波篠山黒大豆づくりを行っています。
もともとは農業とは別の仕事をしていましたが、
家業を継ぐことをきっかけに、
この土地で黒豆と向き合うようになりました。

昼夜の寒暖差が大きい丹波篠山の気候の中で、
春の土づくりから、秋の黒枝豆、そして冬のお正月用黒豆まで、
一年に一度の実りを大切に育てています。

派手なことはできませんが、
その年、その畑でできる最善を積み重ね、
「また食べたい」と思ってもらえる黒枝豆・黒豆を
目指しています。

荒木農園の黒豆づくり

荒木農園の黒豆づくりは、一年を通して続いています。

土の状態や天候を見ながら、その時々に必要な作業を重ね、
黒大豆が育ちやすい環境を整えていきます。

効率を優先するのではなく、畑の様子を見て判断することを
大切にしています。

春|土づくり・種まき

種まき

冬の間に整えた畑に、
堆肥や肥料を入れ、黒豆が育ちやすい土をつくります。

種まきは、直播ではなく、セルトレイで苗を育てる方法を取っています。
芽が出るまで、温度や水分に気を配りながら、一株一株の状態を確認します。

この時期は、その年の出来を左右する大切な準備期間です

夏|管理の日々

土寄せ

苗が畑に定植されると、夏の管理が始まります。

草取り、土寄せ、防除。黒豆が負けない環境を保つため、畑の様子を見ながら作業を繰り返します。

暑さや雨の影響を受けやすい時期でもあり、「今、何を優先するか」を考えながら、畑と向き合う日々が続きます。

秋|黒枝豆の収穫

莢が膨らみ始める

実がふくらみ始めると、いよいよ黒枝豆の収穫期です。

収穫できる期間は限られており、タイミングを見極めながら、一気に収穫を行います。

この時期の黒豆は、
黒枝豆として、もっとも若く、もっとも瑞々しい姿です。

冬|黒豆へ、そして次の一年へ

黒豆

枝豆として収穫を終えた後も、畑の仕事は続きます。

完熟させた黒豆を収穫し、乾燥、選別、調整を行い、お正月用の黒豆として仕上げます。

同時に、次の一年に向けた畑の準備始まります。
黒豆づくりは、収穫で終わるのではなく、次につなげていく仕事です。

この一年の積み重ねが、秋の黒枝豆、冬のお正月黒豆へとつながっています。

この土地で育てる理由

丹波篠山という環境

荒木農園がある丹波篠山は、周囲を山に囲まれた盆地に位置しています。

日中はしっかりと気温が上がり、夜にはぐっと冷え込む。
この朝晩の寒暖差が、黒大豆の甘みとコクをゆっくりと育てます。

朝、畑に立つと、霧が立ちこめる日も少なくありません。
この湿度と冷え込みも、丹波篠山らしい黒豆の味を形づくる
大切な環境条件の一つです。

元田んぼという土地条件

一方で、荒木農園の畑の多くは、もともと田んぼだった土地を畑として活用しています。

そのため、すべての畑が最初から水はけの良い条件ではなく、雨が続くと水が溜まりやすい場所もあります。

黒大豆は水が多すぎると根が弱り、生育に大きく影響します。
この土地条件は、丹波篠山で黒豆づくりを行ううえで避けて通れない課題でもあります。

乾田高畝式という先人の知恵

こうした条件の中で、丹波篠山では先人たちの知恵として、乾田高畝式(かんでんたかうねしき)という栽培方法が築き上げられてきました。

畝を高く立て、排水を考えた溝を設けることで、余分な水を逃がし、黒大豆が育ちやすい環境をつくる方法です。

荒木農園でも、この考え方を受け継ぎながら、畑ごとの水動きや土の状態を見て、畝の高さや管理方法を調整していす。

水が多すぎても、少なすぎても、黒大豆はうまく育ちまん。水とどう付き合うか。それが、この土地で黒豆づくりを続るための大きなポイントになっています。

この土地と、向き合ってきた時間

丹波篠山で黒大豆づくりが続いてきた背景には、
・寒暖差のある気候
・元田んぼという土地条件
・それに対応してきた先人の知恵
があります。

荒木農園の黒豆づくりも、そうした積み重ねの上に成り立っています。

条件が良いから育つのではなく、条件を知り、工夫を重ねてきたから育ってきた。
それが、丹波篠山の黒大豆づくりです。

荒木農園が大切にしていること

荒木農園が大切にしているのは、
畑を見て、迷い、考え、決めることです。

近年は、夏の猛暑が年々厳しくなり、黒大豆づくりも以前より判断が難しくなってきています。気温の高い日が続くと、見た目には元気そうでも、根に負担がかかり、生育が止まってしまうことがあります。「これまで通り」の作業が、必ずしも正解にならない。そんな場面が増えてきました。

丹波篠山の黒大豆づくりは、教科書どおりに進むことはほとんどありません。雨の降り方、気温の変化、畑ごとの水の動き。毎年、同じ条件にはなりません。

畑を見て決める

例えば、雨が続いたあとでも、
「今日、畑に入るべきか」「もう一日待つべきか」。

同じ地区でも、畑によって水の引き方は違います。
先に作業できる畑もあれば、踏み込むことで傷めてしまう畑もあります。

荒木農園では、一斉に作業を進めることはせず、その畑、その日の状態を見て判断しています。
ときには「今日はやらない」という判断をあえて選ぶこともあります。

シカ被害に向き合ったこと

昨年は、シカによる被害に大きく悩まされた年でもありました。

一晩で苗が食べられてしまった畑、対策をしていたはずの場所でも、被害を防ぎきれなかったことがあります。

正直なところ、その現実を前にして、すぐに気持ちを切り替えられたわけではありませんでした。

それでも、畑をやめなかった理由

被害を受けた直後は、立ち直るまでに、それなりの時間がかかりました。それでも、残った畑を守らなければならない。生活がかかっているという現実が、まず頭にありました。同時に、黒枝豆や黒大豆を毎年楽しみに待ってくださっている方の顔が浮かびました。
「今年も待ってるで」「またあの味が食べたい」そう言ってくださる声に、何度も背中を押されました。

被害があったからといって、畑をやめるわけにはいかない。もう一度、向き合おう。そう思えたのは、畑と生活、そして黒枝豆・黒豆を楽しみにしてくれる人がいたからです。

一年に一度だからこそ

黒豆は、一年に一度しか収穫できません。
やり直しはききません。

だからこそ、その年の畑と向き合い、できる最善を選び続ける。

先人の知恵を受け継ぎながら、今の環境に合わせて考え、
試し、次の一年へつなげていく。

迷いながら、立ち止まりながら、それでも畑に向き合い続ける。
それが、荒木農園の黒豆づくりです。

荒木農園の想い

荒木農園のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私たちは、丹波篠山の豊かな自然の中で歴史ある「丹波篠山黒大豆」を育て続けています。

「黒枝豆ってこんなに大きく甘くて美味しいんだ!」
そんなお客様の声を聞くたびに、私たちの仕事に喜びを感じています。

これからも一つ一つ丁寧に育てた愛情たっぷりの黒枝豆・黒豆を、全国の皆様にお届けできるよう、丹精込めて栽培を続けてまいります。
ぜひ一度丹波篠山に来られた際には、荒木農園の黒枝豆・黒豆をご賞味ください!

荒木農園事務所

荒木農園販売所

荒木農園代表 荒木淳一
住 所   丹波篠山市油井406(事務所)
      丹波篠山市油井504(販売所:黒枝豆販売と収穫体験受付のみ)
固定電話  079-595-1078(出れないことが多い)
携帯電話  090-4274-5168
F X A 079-595-1079
e-mail arakinouen.tanbasasayama@gmail.com(荒木農園用)
e-mail ajun9157@gmail.com(個人用)

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    荒木農園は、静かでのどかな環境に囲まれています。畑から見渡す景色は、日本の田園風景の美しさを感じさせ、訪れる方々に自然とのふれあいを提供しています。