【新規就農から3年】「ええっ!」農家って、儲かんの?気になるわ!

第二の人生 農業への道

俺、会社辞めることにしてん。

えぇ!なんで?

あのな、うちの会社がな、工場閉鎖になったんや。30年間勤めてきたのに、一瞬でさよならやで。

そりゃ大変やったなぁ…でも、それでなんで農家になることにしたん?

実はさぁ、親父が亡くなったからなぁ、実家の農地を継いでたんや。親父の情熱とか思い出して、自分も農業やりたいって思うようになったんや。

私が30年間勤めた会社を辞める決断を下したのは、実は工場閉鎖のためでした。長年勤めた会社が閉鎖されると聞いた時、私の人生には大きな岐路が訪れたように思えてならなかった。そんな時、父の死後、兼業農家として実家を継いでいた経験が私の心に響いてきました。

父が亡くなった後、実家の農地を継ぎ、一部放置していた畑を見事に活用してきました。その時の父の情熱と努力を思い出し、自分も農業に携わることで新たな可能性を見出せるんやと感じ農業に専念する決断を下しました。

30年間の会社員生活とはまったく違う、自然と向き合う農業の世界で、私の第二の人生が始まりました。

一人で農業を始めてみての体験

「机上の上ではもうかる」と思っていたけれども、実際に農家として一人でやってみると、その厳しさに直面しました。私は個人経営であり、農業のあらゆる側面を一人でこなさなければなりません。作物の栽培から収穫、販売まで、全て自分で行います。

最初は期待と希望に満ちていました。しかし、農業は季節や天候に左右される不確定な要素が多く、想像以上に厳しい現実が待っていました。予期せぬ災害や病気による被害、市場価格の変動など、さまざまな問題が立ちはだかります。

それでも、私は一人でやっているからこそ、自分の力で乗り越えられることもあると感じます。農業の厳しさに直面しながらも、自分の手で作り上げた作物が市場に出る喜びや、地域の人々との交流が私の励みになっています。

この体験を通じて学んだのは、農業は単なる収入源ではなく、生き方そのものだということです。一人でやっているからこそ、その喜びや苦労を強く実感します。将来に向けて、より効率的な経営方法や地域との連携を深めていくことが、私の目標です。

販売戦略の模索と挑戦

「机上の上ではもうかる」と思っていた私は、最初は作物の栽培や収穫に集中し、その品質にこだわっていました。しかし、やがて私は重要なことに気付きました―それは販売戦略の重要性です。

個人経営のため、私は自分で作った作物を販売しなければなりませんでした。最初は単に市場に出すだけで十分だと考えていましたが、収穫後の梱包作業に時間がかかり出荷量が伸び悩み、収益が思ったように上がらないことに悩まされました。

そこで私は、販売戦略の模索を始めました。地域の直売所や市場だけでなく、オンライン販売や地元のレストランやスーパーマーケット等の提携、また体験農園等も考えました。しかし、どの販売チャネルが最適か、どのようなアプローチが効果的かを見つける事はいまだ模索中です。

まだまだ発展途上の段階で、試行錯誤の日々が続きます。しかし、一つ一つの失敗や挫折から学びながら、販売戦略を改善していくことが私の使命です。これからも模索を続けながら、地域社会との連携を深め、農業を発展させていきたいと考えています。

農業の魅力と販売戦略の重要性

荒木農園は、私の農業への情熱と地域への貢献を大切にしながら、持続可能な農業の未来を見据えています。

私たちは、新規就農者に対して、荒木農園での農業経験を通じて、自然との共存や地域社会への貢献の重要性を実感できる機会を提供しています。具体的には、荒木農園での農作業体験を通じて、新規就農者が農業の魅力を体感し、将来の農業経営に向けて具体的なスキルや知識を身につけるお手伝いが出来たらと思っています。

また、販売の重要性についても、具体的な取り組みを行っています。例えば、荒木農園の生産物を地域の直売所や農産物市場だけでなく、地元のレストランやスーパーマーケットとの提携を通じて販売することで、地域の消費者に直接届けるのではないかとも感じてます。さらに、オンライン販売や地域イベントへの参加など、販売チャネルの多様化も重要な戦略の一つです。

荒木農園は、これからも地域の自然と共に歩みながら、地域社会に貢献し、持続可能な未来を切り拓いていきます。私たちは、農業を通じて地域社会に良い影響を与えることを使命とし、具体的な取り組みを通じて未来への展望を明るく見据えています。

まとめ

「ええっ!農家って、儲かるんか?」という疑問に答えるために、私の農園での経験を振り返ってみました。

最初は、机上の計算通りに農業を行えば十分に利益が上がると考えていました。しかし、実際に農業を始めてみると、栽培だけではなく販売の重要性をに痛感しました。良質な作物を育てることも大切ですが、それを市場で売ることができなければ、利益を上げることは難しいということを学びました。

次に、どの作物を育てるかという選択について考えました。地域の需要や市場の動向を考慮し、丹波篠山黒大豆の栽培を選択しました。地域で名高い作物である丹波篠山黒大豆は需要が高く、丹波篠山の特産品として販売することができると考えたからです。

そして、最も重要なのは、やる気と根気を持ち続けることです。農業は季節や天候の影響を受ける不確定な要素が多いため、挫折や困難に直面することもあります。しかし、やる気と根気を持ち続ければ、必ず利益を上げることができると信じています。

結論として、農業で利益を上げるためには、栽培と販売の両方に重点を置くことが重要です。また、地域の需要や市場の動向を考慮し、適切な作物を選択することもポイントです。そして、やる気と根気を持ち続ければ、必ず成功することができるでしょう。

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